今回は、同じような悩みを抱えている方に、実体験を交えながらお話ししていきたいと思います。
オンライン英会話を1年続けても話せない原因と対策
オンライン英会話でへこむ人
実は、これって珍しいことではないんです。多くの人が、同じような壁にぶつかっています。
オンライン英会話をおすすめしない場合と対策
オンライン英会話は意味がないのか
決してそんなことはありません!ただし、従来の「勉強」という概念から離れる必要があります。
オンライン英会話は便利な学習方法ですが、以下のような学習スタイルは避けた方が良いでしょう。
すべて講師に任せきり
「すべて講師に任せきり」という姿勢は要注意。
実は、オンライン英会話の講師は必ずしも教えるのプロとは限りません。
毎回、英文を読まされるだけだったり、自己紹介だけだったり、単調な授業になってしまう可能性もあるんです。
基本的にオンライン英会話だけでインプットを済ませるというのは、おすすめできません。
注意点 | 改善策 |
---|---|
講師任せにしない | レッスン前の準備をしっかりと行い、話したいトピックや質問を用意しておく |
英文を読むだけや自己紹介だけのレッスンにしない | 様々な話題について会話を広げ、実践的なコミュニケーション力を養う |
オンライン英会話だけでインプットを済ませない | 動画、ポッドキャスト、本など、多様な教材でインプットを強化する |
オンライン英会話は何ヶ月・何年でペラペラに話せるようになりますか?
正直、「○ヶ月で話せるようになります!」とは言えません。でも、以下の方法で確実に上達のスピードは上がります。
インプットよりもアウトプットを重視する方が良いと思います。
つまり、オンライン英会話では「覚える」という作業より、「覚えたことを使う」という使い方が効果を期待できる場合が多いです。
新しい表現や語彙を増やすためには、自分で積極的にインプットする必要があります。
つまり、効果的な英語学習には、レッスンと自主学習のバランスが重要なんです。
レッスンは話す機会として活用し、語彙や表現の習得は自分でも積極的に行っていきましょう。
学習区分 | 学習方法 |
---|---|
インプット | 自習 |
アウトプット | オンライン英会話 |
オンライン英会話を一年続けていたらどんな効果があるのか
言語学の研究では、人間の脳は『クリティカルピリオド』という言語習得に最適な時期があることが分かっています。
大人でも特定の学習方法を使えば、効率的に言語を習得をすることができます。
MRI研究によると、文法規則を意識的に学ぶ時と、自然な会話の中で言語を習得する時では、脳の異なる部分が活性化するようです。
特に、自然な会話の中での学習は、子供が母国語を覚える時と同じ脳の部分を使うようです。
基礎文法は必要だけど、それは地図を見るようなものなのです。
実際に道を歩いてみないと、その土地の空気は分からないでしょう?
オンライン英会話を一年続けていた場合の効果は、正直、人それぞれです。
でも、以下のような変化は確実に現れます。
オンライン英会話で得られる効果 | 詳細 |
---|---|
心理的な壁の克服 | 外国人と話すことへの抵抗が減る |
リスニング力の向上 | 英語を聞き取る力が確実に向上する |
会話パターンの習得 | 毎回使うような基本的なあいさつや自己紹介、趣味の話のパターンは身につく |
オンライン英会話2年間の学習効果と今後の課題
インプットは自己学習、アウトプットはオンライン英会話という組み合わせで取り組んだ場合を条件とします。
2年間で得られる成果は、自分の身の回りの出来事や日常生活について、外国人と自然にコミュニケーションが取れるようになるということです。
初対面の外国人との会話も、自信を持って臨めるようになります。
しかし、同時にネイティブスピーカー同士の自然な会話には、追いつかないと思います。
例えば、アメリカドラマを見ても、内容の2割程度しか理解できないと思います。
この理由の一つは、オンライン英会話での講師の話し方にあります。
講師は非ネイティブの日本人学習者に配慮して、分かりやすく話してくれます。
発音をクリアにし、スピードも調整してくれるため、レッスン中は比較的スムーズにコミュニケーションを取ることができます。
これは、オンライン英会話の講師でなくても同じことです。
私達が、日本語初心者の外国人に、同じスピードや言い回しで日本語を話さないのと同じです。
英語ネイティブ同士の会話では、音の繋がりが多用され、単語と単語の境界が曖昧になります。
この音の繋がりが、実際のネイティブ同士の会話を理解する上で大きな壁となっています。
今後の課題として、この音の繋がりに慣れていく必要があります。
これには意識的な訓練が必要で、ネイティブスピーカーの自然な会話音の変化のパターンを学んでいく必要があります。
オンライン英会話は確かに会話力向上に効果的ですが、より自然な英語の習得には、追加の学習アプローチが必要だと実感しています。
特に音の繋がりに関する学習は、今後重点的に取り組むべき課題です。
オンライン英会話2年間の学習効果 | |
---|---|
達成できたこと | 基本的なコミュニケーションが取れるようになる |
現在の課題 | ネイティブスピーカー同士の自然な会話は聞き取りにくい |
今後の学習ポイント | 英語の音の繋がりを意識的に訓練する |
オンライン英会話を1年続けても話せない人へのまとめ
諦めないでください。話せるようになるまでの道のりは、人それぞれ違います。
完璧を求めすぎず、まずは自分の考えを「なんとなく」でも伝えることから始めましょう。
継続は力なりという言葉は、本当です。ただし、その継続の質を少し変えてみることで、必ず breakthrough(突破口)は見つかるはずです。
大切なのは、自分のペースを守りながら、楽しみながら続けることです。それが、最終的には最短ルートになるんです!
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