という疑問を持っていませんか?

英語を学び始めるとき、アメリカ英語とイギリス英語のどちらを選ぶべきか迷いますよね。
実は私も最初は同じ疑問を持っていました。
アメリカ英語とイギリス英語、世界でどっちが多いのか知ることは、あなたの一からの英語学習の方向性を決める重要なポイントなのではないでしょうか?
この記事では、アメリカ英語とイギリス英語どっちが世界で多く使われているのか、あなたはどちらを学ぶべきなのかを、分かりやすく解説していきます。
アメリカ英語とイギリス英語の使用状況を理解すれば、きっと自分に合った英語学習の方向性が見えてくるはずです!
アメリカ英語とイギリス英語世界どっちが学習量が多い?
結論から言うと、世界各国では圧倒的にイギリス英語の方が多く話されています。
しかし、アメリカ英語とイギリス英語どっちが多いかを考える際に重要なのは、使用される国数と影響力の違いです。
英語を第一言語とする国でも、アメリカ以外のイギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでは、イギリス英語が使用されています。
でも、これには興味深い背景があるんです。
世界で話されている英語の多くはイギリス英語。
しかし、日常的に使われるツールとして、また世界共通認識としての英語は、実はアメリカ英語の方が圧倒的にポピュラーになってきたという印象があります。
つまり、アメリカ英語とイギリス英語どっちが多いかは、見る角度によって答えが変わるんです。
なぜこんなことが起きているのでしょうか?
その理由がアメリカのポップ文化の台頭です。
映画や音楽などエンターテイメント業界から発信される数々のコンテンツに世界中が注目し、多くの影響を受けることで、その言葉や表現が人々の間で自然と広まり、受け入れられてきたからなんです。
世界中の英語使用状況
世界には英語を実用レベルで使用している人(英語人口)が15億人もいるんです。
想像してみてください、15億人です。これって本当にすごい数字ですよね。
でも、この15億人の中で、どちらの英語が使われているのでしょうか?
イギリス英語 が公用語の国
イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドをはじめ、ヨーロッパ圏で使用されている英語も、イギリスから強い影響を受けているため、イギリス英語がおもに使用されています。
加えて、アジア…インド、シンガポール、マレーシア、スリランカ、パキスタンなど多くの国でイギリス英語ベースの英語が使われています。
ただし、フィリピンは例外です。
フィリピンはアメリカの植民地時代(1898-1946年)にアメリカが積極的に英語教育を行ったため、フィリピンの英語は基本的にアメリカ英語になります。
アメリカ英語 の影響力
一方で、アメリカ英語は、ハリウッド映画やポップミュージックを通じて世界中でよく知られています。
また、米国の大学は世界各国の留学生を積極的に受け入れているため、これもアメリカ英語の普及の一因となっています。
さらに、フィリピンのようにアメリカの植民地経験を持つ国では、アメリカ英語が標準となっています。フィリピンではアメリカの教育者から指導されてきたため、アメリカ英語寄りの英語が話されています。
つまり、数の上ではイギリス英語が優勢だけど、影響力ではアメリカ英語が強いということなんです。面白いですね。
アメリカ英語とイギリス英語学ぶならどっちがいい?学校では?
これはあなたの目標によって変わってきます。まず、日本の教育現状を見てみましょう。
日本の英語教育では、「アメリカ英語」をベースにして英語を教えています。
ですから、学校のテストや受験を考えるなら、アメリカ英語を学ぶのが自然です。
でも、ここで注意点があります。アメリカ英語をベースとしながらも一部ではイギリス英語との混濁も発生しています。
たとえば”consumer”という単語を日本語風にいうと「コンシューマー」ですが、これはイギリス英語寄りの発音です。
将来の目標 で決めよう
アメリカ英語を学ぶメリット
日本の教育システムとの親和性が高い アメリカ映画や音楽が楽しめる アメリカ留学や就職に有利 |
イギリス英語を学ぶメリット
世界各地で使われているイギリス英語。「将来は海外で英語を使った仕事をしたい」「世界を旅して回ってみたい」という方は、イギリス英語を学んでおくと活用の幅も広がるでしょう ヨーロッパでの仕事に有利 上品で洗練された印象を与える |
アメリカ英語とイギリス英語は、日本人にとってどっちが簡単か
これは興味深い内容ですが、実は、発音の観点から見ると、意外な答えがあるんです。
発音の難易度 の影響力
日本人には難しいとよく言われる「R」の発音ですが、アメリカ英語では舌を巻いて発音します。
コレが日本には無い発音の仕方で難しいと言われるものです。
それに対しイギリス英語では「R」を控えめに発音する、または発音しないのでアメリカ英語のような難しさはありません。
つまり、発音だけで言えば、イギリス英語の方が日本人には簡単なんです。
なぜアメリカ英語が主流なの? の影響力
でも、やっぱり世界で通じるのは、アメリカ英語なので、中学・高校では教えるのでしょうというのが現実です。
日本経済にとってアメリカとの関係が重要であったため、日本ではどちらかというとアメリカ英語に近い英語を話す人が多く、義務教育で習う英語もアメリカ英語です。
実際の学習しやすさ の影響力
日本ではアメリカ英語とイギリス英語が混在していますが、基本的にはアメリカ英語がベースになっています。
学校教育でもアメリカ英語が採用されていますし、書籍のタイトルに「イギリス英語」と表記されていないものはアメリカ英語であるくらい、書店に並ぶ英語教材のほとんどがアメリカ英語です。
つまり、学習環境を考えると、アメリカ英語の方が圧倒的に有利なんです。
アメリカ英語とイギリス英語どっちが日本に多い?
これは明確な答えがあります。帰国子女や留学経験のある人をのぞいた日本人の英語はアメリカ英語に近いと思います。
具体例を見てみましょう。
たとえばcan’t。
みなさん、「キャント」と読みますね。これはアメリカ英語です。イギリス英語は「カント」
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階段が動いてる乗り物をエレベーターといいますね。でも、イギリスでは、「リフト」と言います。
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日本でアメリカ英語が主流な理由
でも、ALT講師は、各国から募集しています。
その結果ALT講師が話す英語がイギリス英語やその他の国の英語であることがあり、実際に学んでいる英語と発音やつづりなどに差異が出てしまうことがありますということも起きているんです。
イギリス英語とアメリカ英語の面白い単語の違い。例えばフライドポテト
イギリス英語とアメリカ英語の面白い例単語の違いをいくつかあげてみましょう。
例えば、「フライドポテト」って、実は和製英語だって知っていましたか?
アメリカではフレンチフライ
アメリカ英語圏(アメリカ、カナダ)では、フライドポテトを英語で「french fries」と呼びます。
“french fries”の”フレンチ”は フランス(French)でなく、「細く切られた」という意味の単語です。
フランスには関りがないため「french」の「f」が大文字ではありません。面白いですよね。
イギリスではチップス
イギリス英語圏(オーストラリア、ニューニーランドなど)では、フライドポテトを英語で「chips」と呼びます。
そして、イギリスの有名な料理、フィッシュ・アンド・チップスを聞いたことがあるかもしれません。普通にイギリスのチップスは、フライドポテトと比べるともう少し太くて、ふわふわです。
ポテトチップスはどうなる?
ここで混乱が生まれます。
アメリカ:chips / potato chips イギリス:crisps
つまりこういうことです。
フライドポテト=french fries
ポテトチップス=chips
フライドポテト=chips
ポテトチップス=crisps
「Chips」がフライドポテトなので、ポテトチップスは「crisps」になります。
これって、イギリスに行ってchipsを注文したら、日本でいうポテトチップスじゃなくてフライドポテトが出てくるということですね。
他にも面白い 違いがたくさん
クッキー=cookie
アパート=apartment
クッキー=biscuit
アパート=flat
英語が1番綺麗な国
「綺麗な英語」というのは主観的な部分もありますが、一般的にはイギリス英語、特にRP(Received Pronunciation クイーンズイングリッシュ)が最も美しい英語とされています。
イギリス英語の美しさ
イギリス英語 の美しさ
イギリス英語は比較的音がクリアで、単語と単語の間を区切って話す傾向があります。
イギリス英語が「クイーンズイングリッシュ」とも言われるのは、聞き取りやすさと上品さがあわさった英語だからなのかもしれませんね。
イギリス英語というと、キングス(クイーンズ)・イングリッシュを想像する人も多いですが、これはイギリスでは容認発音(英: Received Pronunciation、RP)やBBC英語と呼ばれている発音です。
もともと上流階級が主に使う発音であり、伝統的に英国放送協会の放送標準となる英語でした。
しかし現実は…
現在、容認発音の話者はイギリス人口の約3%程度にまで減少したという現実もあります。
つまり、私たちが「美しいイギリス英語」と思っているのは、実はイギリス人の97%が話していない英語なんです。
世界の視点から の美しさ
世界各国の英語能力を見ると、1位:オランダ (636) 2位:ノルウェー (610) 3位:シンガポール (609)となっています。
興味深いことに、英語が母語でない国の方が、標準的で美しい英語を話すことが多いんです。
これは、学習によって身につけた英語だからかもしれませんね。
アメリカ英語とイギリス英語はどっちが多いのかまとめ
さて、長い旅路でしたが、「アメリカ英語とイギリス英語、世界でどっちが多い?」という疑問について、いろいろな角度から見てきました。
結論 をまとめると
「アメリカ英語とイギリス英語どっちが多い」という疑問に対する答えは、実は複雑で興味深いものでした。
使用国数ではイギリス英語が優勢ですが、文化的影響力ではアメリカ英語が圧倒的です。
あなたが選ぶべき 英語は?
でも最も大切なことは、極論を言うと、「自分が好きな英語を学べばよい」のです。
何事も自分の好きな方を学んだ方が楽しく学べます。
語学の勉強は続けることが大切なので、楽しいほうが絶対に良いです。
どちらを選んでも、あなたの英語学習の旅は素晴らしいものになるはずです。
大切なのは、選択することではなく、継続することです。
世界15億人の英語話者の仲間入りを果たしましょう.