みなさん、韓国時代劇ドラマって見ていますか?私も大好きで、特に歴史順に沿って見ると、より深く物語を楽しめることに気づきました。
今回は、歴史順に沿って韓国時代劇ドラマを紹介していきますね。
韓国時代劇ドラマを歴史順に並べる
韓国ドラマ時代劇一覧表:一目でわかる朝鮮王朝年表とおすすめドラマ
まずは、古朝鮮から朝鮮王朝末期までの主要な時代劇を時系列順にご紹介します。
時代設定と合わせて見ていくと、歴史の流れがよく分かりますよ。
【古朝鮮・三国時代 (紀元前 – 935年)】 | |
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「朱蒙」 | 高句麗建国(紀元前37年頃) |
「風の国」 | 高句麗(紀元前19年~AD18年) |
「鉄の王 キム・スロ」 | 加耶(紀元前42年~199年頃) |
「帝王の娘 スベクヒャン」 | 高句麗・広開土王時代(391年-413年) |
「花郎<フファラン>」 | 新羅時代(540年-576年) |
「善徳女王」 | 新羅時代(632年-647年) |
「階伯(ケベク)」 | 百済末期(660年頃) |
「夜叉」 | 高句麗滅亡期(668年頃) |
「大祚榮」 | 渤海建国(698年) |
「輝くか、狂うか」 | 新羅末期(887年-897年) |
【高麗時代 (918-1392)】 | |
「薯童謠」 | 高麗時代 |
「千年の愛」 | 高麗時代 |
「武神」 | 高麗・忠烈王時代(1274-1308) |
「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」 | 高麗後期(1330年代後半) |
「信義(신의/シンイ)」 | 高麗末期(1351年~1374年頃) |
「王は愛する」 | 高麗末期(1351年~1374年頃) |
「恋慕(연모/ヨンモ)」 | 高麗末期(1374年前後) |
「私の国」 | 高麗末期~朝鮮建国(1377年~1392年) |
「鄭道伝」 | 高麗末期~朝鮮建国(1377年~1392年) |
【朝鮮時代前期 (1392-1592)】 | |
「六龍が飛ぶ」 | 太祖~世祖(1392-1468) |
「太宗」 | 太宗時代(1400-1418) |
「木槿花の庭」 | 太宗時代(1400-1418) |
「根の深い木」 | 世宗時代(1420年代) |
「王の願い ハングルの始まり」 | 世宗時代(1420年代) |
「七日の王妃」 | 端宗時代(1452-1455) |
「王女の男」 | 世祖時代(1455-1468) |
「寵妃あの布」 | 燕山君時代(1494-1506) |
「風と雲と雨」 | 中宗時代(1506-1544) |
「ポドンポドン」 | 中宗時代(1506-1544) |
「チャングムの誓い」 | 中宗時代(1506-1544) |
「逆賊‐民の英雄ホン・ギルドン」 | 中宗時代(1506-1544) |
「師任堂(サイムダン)色の日記」 | 中宗時代(1506-1544) |
「ホジュン~宮廷医官への道~」 | 中宗時代(1506-1544) |
「赤い袖先」 | 中宗時代(1506-1544) |
「花が咲けば、月を想い」 | 中宗時代(1506-1544) |
「オクニョ」 | 明宗時代(1545-1567) |
「戦と乱」 | 宣祖時代(1567-1608) |
【朝鮮時代中期】 | |
「王になった男」 | 光海君時代(1608-1623) |
「仮面の王 イ・ソン」 | 光海君時代(1608-1623) |
「ノクドゥ伝」 | 光海君時代(1608-1623) |
「王の顔」 | 光海君時代(1608-1623) |
「王和妃」 | 仁祖時代(1623-1649) |
「青春ウォルダム」 | 仁祖時代(1623-1649) |
「イニョプの道」 | 仁祖時代(1623-1649) |
「華政」 | 仁祖時代(1623-1649) |
「魅惑の人」 | 孝宗時代(1649-1659) |
「ポッサム」 | 孝宗時代(1649-1659) |
「張禧嬪」 | 粛宗時代(1674-1720) |
「トンイ」 | 粛宗時代(1674-1720) |
「チャン・オクチョン」 | 粛宗時代(1674-1720) |
「チャクペ」 | 粛宗時代(1674-1720) |
「朝鮮美女三銃士」 | 英祖時代(1724-1776) |
「三銃士」 | 英祖時代(1724-1776) |
「火の女神ジョンイ」 | 英祖時代(1724-1776) |
「ヘチ」 | 英祖時代(1724-1776) |
「シュルプ」 | 英祖時代(1724-1776) |
「ペク・ドンス」 | 英祖時代(1724-1776) |
「美族イルジメ伝」 | 英祖時代(1724-1776) |
「婚礼大捷」 | 英祖時代(1724-1776) |
「カンテク」 | 英祖時代(1724-1776) |
「御史とジョイ」 | 英祖時代(1724-1776) |
「風の絵師」 | 英祖時代(1740年代頃) |
「夜警日誌」 | 英祖時代(1724-1776) |
「緋聞女子」 | 英祖時代(1750年代) |
「最愛の敵 王たる宿命」 | 英祖時代(1750年代) |
「暗行御史」 | 英祖・正祖時代(1724年-1800年) |
【朝鮮時代後期】 | |
「九家の書」 | 正祖時代(1790年代) |
「イ・サン」 | 正祖時代(1776-1800) |
「哲仁王后」 | 正祖時代(1776-1800) |
「商道」 | 正祖~純祖時代(1776-1800) |
「100日の郎君様」 | 正祖時代(1776-1800) |
「秘密の扉」 | 正祖時代(1776-1800) |
「オク氏夫人伝」 | 正祖時代(1776-1800) |
「恋人~あの日聞いた花の咲く音~」 | 正祖時代(1776-1800) |
「雲が描いた月明り/月明かり」 | 純祖時代(1800-1834) |
「客主」 | 純祖時代(1800-1834) |
「朝鮮ガンマン」 | 純祖時代(1800-1834) |
「新米史官ク・ヘリョン」 | 純祖時代(1800-1834) |
「遊郭の剣士」 | 純祖時代(1800-1834) |
「禁婚令」 | 純祖時代(1800-1834) |
「名家」 | 純祖時代(1800-1834) |
「コッパダン」 | 純祖時代(1800-1834) |
「純粋の時代」 | 純祖時代(1800-1834) |
「不滅の恋人」 | 高宗時代(1863-1907) |
「運命と怒り」 | 高宗時代(1863-1907) |
「朝鮮弁護士」 | 高宗時代(1863-1907) |
「馬医」 | 高宗時代(1863-1907) |
「明成皇后」 | 高宗時代(1863-1907) |
「風水師」 | 高宗時代(1863-1907) |
「ミスター・サンシャイン」 | 朝鮮末期(高宗~純宗期 1863-1910) |
「百年の花嫁」 | 朝鮮末期(高宗~純宗期 1863-1910) |
【完全なファンタジー作品】
作品名 | 設定・特徴 |
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太陽を抱く月 | 架空の朝鮮王朝 |
コッソンビ熱愛史 | 架空の王 |
キングダムシリーズ(「キングダム: アシンの物語」含む) | ファンタジー要素を含む |
アスダル年代記 | 古朝鮮風の架空世界 |
太王四神記 | ファンタジー要素を含む架空の古代 |
注:「雲が描いた月明り」と「月明かり」は同じ作品です。
「太陽を抱く月」- 架空の朝鮮王朝
「太陽を抱く月」は、架空の朝鮮王朝ですが、あえて、どの時代の話なのかを推測すると以下のようになりました。
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時代設定の手がかり:
- 朝鮮王朝の制度や文化が完全に確立している
- 両班(ヤンバン)社会の制度が整っている
- 王権が強大な時期
- 儒教思想が社会に深く浸透している
- 官僚制度や科挙制度が整備されている
- 宮廷の建築様式や服装から
これらの要素から:
- 朝鮮王朝初期の混乱期は過ぎている
- まだ後期の衰退期には至っていない
- おそらく朝鮮中期(16世紀~17世紀頃)がモデル
具体的には:
- 宣祖(1567-1608)から
- 顕宗(1659-1674)くらいまでの時期
をモデルにしていると推測されます。これは朝鮮王朝の政治制度や文化が最も安定し、確立していた時期と重なります。
「コッソンビ熱愛史」- 架空の朝鮮王朝
「コッソンビ熱愛史」(コスンビ熱愛史 / 옥순빈 열애사)は、作品内の衣装、建築様式、社会制度や風習などの描写から、朝鮮時代後期(おそらく正祖~純祖時代:1776-1834年頃)を舞台にしていると推測できます。
その根拠として:
- 両班(ヤンバン)社会が確立されている時代設定
- 女性の服装(特に上流階級の着物スタイル)が朝鮮時代後期のものと一致
- 建築様式や内装が18世紀末から19世紀初頭の様式を踏襲
- 身分制度や宮廷文化の描写が朝鮮時代後期と合致
ただし、これはあくまでドラマの設定や描写から推測される時代であり、実際のドラマは史実に縛られない創作として制作されています。
実話から生まれた韓国時代劇ドラマで楽しく学ぶ!朝鮮王朝の歴史
歴史上の実在の人物を描いたドラマは、より深い感動を与えてくれます。
架空の物語とは一味違う魅力がありますよね。
史実との近さを判断する基準:
- 実在の歴史的人物を主人公としているか
- 史料での記録との整合性
- 創作やロマンス要素の度合い
- 時代背景や制度の描写の正確さ
特に史実に忠実だと評価される作品を順に並べます。
極めて史実に近いもの
作品名 | 内容 |
---|---|
イ・サン | 正祖の一生を詳細に描写 |
六龍が飛ぶ | 朝鮮王朝建国過程を史実に基づき描写 |
根の深い木 | 世宗のハングル創製の過程を忠実に描写 |
明成皇后 | 明成皇后の生涯を史実に基づき描写 |
善徳女王 | 新羅の女王の記録に基づく描写 |
鄭道伝 | 朝鮮建国時の重要人物を史実に基づき描写 |
史実を基盤としながら物語性を加えたもの
作品名 | 内容 |
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哲仁王后 | 正祖の生母の生涯 |
王の願い ハングルの始まり | 世宗のハングル創製 |
階伯(ケベク) | 百済末期の将軍の記録 |
商道 | 実在の商人を基にした物語 |
史実の出来事を背景に創作を加えたもの
作品名 | 内容 |
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トンイ | 実在の宮女を主人公とする |
張禧嬪 | 実在の後宮を主人公とする |
師任堂(サイムダン)色の日記 | 実在の女性画家 |
チャングムの誓い | 実在の医女がモデル |
朝鮮弁護士 | 開化期の実際の事件を基に構成 |
これらの作品は、史料や正史に記録された出来事や人物を丁寧に描写しながら、必要に応じてドラマ性を加えているとされます。
特に上位のものほど、史実との整合性を重視して制作されています。
補足として:
- 時代考証チームの存在
- 史学者の監修
- 実際の史料からの引用 といった制作過程の特徴も、史実との近さを判断する要素となっています。
アジア時代劇好きが選ぶ「古朝鮮・朝鮮王朝時代」の韓国時代劇おすすめランキング
歴代の名作から最新作まで、見逃せない作品ばかりです。
「最愛の敵 王たる宿命」
英祖と莞徳君の複雑な兄弟愛に引き込まれています。
特に、権力と愛情の間で揺れる英祖の苦悩、そして莞徳君の純粋さと悲しみが胸に刺さります。
政治ドラマとしても人間ドラマとしても、毎回ハラハラドキドキが止まりません!
「へチ 王座への道」
暗行御史(密偵)という存在を初めて知り、すっかり魅了されました。
主人公が不正に立ち向かう姿に何度も胸が熱くなり、アクションシーンの迫力も素晴らしい!特に、身分を超えた友情や信頼関係の描写に心を打たれました。
ちなみに主人公は、「トンイ」の子供のイ・グム(英祖)です。
「仮面の王 イ・ソン」
光海君の時代を新しい視点で描いた本作に、すっかり心を奪われました。
特に印象的なのは、権力の影で苦悩する人々の姿。王座を巡る駆け引きはスリリングで、人間ドラマとしての深みにも引き込まれます。
「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」
高麗時代の恋愛ストーリーがこんなにも心揺さぶられるとは!美しい映像美にうっとりするのはもちろん、身分違いの二人の切ない恋物語に涙が止まりませんでした。時代を超えて心に響く愛の物語です。
「オクニョ」
主人公の強さと優しさに心を打たれ、彼女の成長物語に夢中になりました。
苦難を乗り越えていく姿に勇気をもらい、人との出会いが人生を変えていく様子に、何度も感動の涙を流しました。
「鄭道伝」
「鄭道伝」は、理想の国を夢見た一人の知識人の物語として、私の心に深く残りました。
高麗末期から朝鮮建国期という激動の時代。
腐敗した権力構造を、民のための政治へと変革しようとした鄭道伝の情熱に狂気も感じました。
太祖イ・ソンゲとの夢の実現から、最期に至るまでの苦悩と葛藤。
しかし、その信念は確かに受け継がれ、後の世宗大王時代の礎となっていきます。
理想に生きることの美しさと難しさを描いたこのドラマは、600年の時を超えて、私たちに「本当の改革とは何か」を問いかけ続けているように感じます。
「輝くか、狂うか」
「輝くか、狂うか」は、朝鮮王朝の暗黒期にあたる時期です。
ケボンが、かわいい。
純粋で素直な性格なのに、時には意外と芯の強さも見せる姿が印象的です。
そして主人公のワン・ソの二面性が本当に面白い…
昼は温厚な良き官僚なのに、夜は冷酷な復讐者という対比が緊張感を生み出していて、引き込まれました。
表の顔と裏の顔が別人です。
復讐劇でありながら、登場人物たちの人間味のある描写が印象に残りました。
「アスダル年代記」
ごめんなさい。明らかに朝鮮王朝とはかけ離れているファンタジー作品なんですが、壮大なスケールと緻密な世界観構築に心を奪われ、一気に見てしまいました!
ファンタジーでありながら、人間の欲望や愛、信念といったテーマの普遍性に引き込まれます。
何度見ても新しい発見がある、奥深い作品です。
余談ですが、「ゲーム・オブ・スローンズ」のような壮大なファンタジー作品がお好みの方にもおすすめできる作品です。
架空の部族や文明の対立、権力争い、そして神話的要素を含む壮大な物語展開は、まさにファンタジー史劇の醍醐味。
古代朝鮮半島の雰囲気を基調としながらも、独自の世界観で魅せる本作は、歴史ドラマの新たな可能性を感じさせてくれます。
「風の国」&「 朱蒙」
ごめんなさい。ここは2作品を並べてしまいました。
好きな人はご存じだと思いますが、 どちらも高句麗建国にまつわる物語で、「風の国」の主人公ムヒョルは「朱蒙」の主人公チュモンの孫という密接なつながりがあります。
両作品とも、まさに歴史ドラマの理想形! 建国という壮大なスケールと、そこに生きる人々の感動的なドラマの絶妙なバランスに魅了されました。
特に、新しい国を作り上げようとする人々の情熱と理想に心を打たれ、何度も胸が熱くなりました。
チュモンとムヒョルが特別な存在であることが良く分かります。
チュモンからムヒョルへと続く高句麗建国の物語は、まるで壮大な歴史絵巻のよう。どちらも甲乙つけがたい名作なので、セットで第2位に選ばせていただきました!
「トンイ」
宮女から身を立てていく主人公の姿に、心の底から感動しました。身分制度という壁に立ち向かい、知恵と努力で道を切り開いていく姿に、何度も勇気をもらいました。
頭が良く、強く、優しい女性ですね。
宮廷内の人間関係や政治的な要素も見事で、何度見ても色褪せない、私の心の中の永遠の1位です!
まとめ:韓国時代劇ドラマを歴史順に並べて楽しもう
韓国時代劇は、歴史を学びながらエンターテインメントとしても楽しめる、素晴らしいコンテンツですよね。
時代順に見ていくことで、朝鮮王朝の歴史の流れも自然と理解できます。もちろん、年代順通りでなくても、時代の前後を探ってみると楽しいです。
例えば、「トンイ」で出てきた、トンイの子供が、大人になってどんな王として描かれているのか、他の作品で見ると楽しいですね。
例えば、「イ・サン」や「ヘチ」は、トンイの息子であり、朝鮮王朝第21代王となった(英祖)を主人公としたドラマです。
また、王の子供のときや、先祖が、どのように生きていたかなど、そのドラマに描かれていない背景を別の作品で楽しむことが出来ます。
ぜひ、この記事を参考に、あなたの興味のある時代のドラマから見始めてみてください!
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